2011年5月6日金曜日

11PM



11PMという夜の11時過ぎのお色気系の番組であったため、子供達は先に寝かされた後、親父たちが見る番組という位置づけだった。
シュビデュバ♪シュビデュバ♪イーサバダバ♪みたいな独特のオープニング曲で始まる11PMは月曜から金曜までのウィークデーの夜、東京と大阪のスタジオから交互に放送され、東京は大橋巨泉、大阪は藤本義一等の司会で、夜のワイドショー的な番組だった。
CMの前にカバーガールと呼ばれる水着姿のお姉さんが登場し、その中には若き日の由美かおるなども居たように記憶している。それだけでも、当時の少年達には刺激的だったのである。
金曜日は巨泉と朝丘雪路のコンビで、イレブンダービーという視聴者参加型の競馬ゲームのようなものもあった。メインテーマのお色気系のほか、ゴルフ、マージャン、釣りと、ほとんど巨泉の趣味の世界の番組作りであったように、今、思えば思えるのだが、ポールモーリアのオリーブの首飾りをBGMに性風俗をレポートするもの、矢追ディレクターの専門UFO取材など男心をくすぐるコンテンツに溢れていた。
女の裸を見る機会の少ない当時の少年たちにとって、寝たふりをして隙間から覗いている、ちょっと大人の番組だったのである。
覗き見ていた少年が大人になった後もずいぶん長生きし、1990年の最終回にいたるまで24年間というから相当の長寿番組で、昔の映像を見ると1986年のカバーガールには杉本彩も登場していた。
  
 

0 件のコメント: