2011年4月21日木曜日

模型飛行機と理論














昭和の時代は科学の時代であった、その意味では平成の世の中はもっと呪術的で感性の時代なのかも知れない。
太平洋戦争の敗北により翼をもがれた実機の航空機設計者たちが、模型飛行機の本に募る思いを胸に執筆していたのだ。実機のレイノルズ数に近い考え方で今よりもずっと理論的だ。
戦争中に葉巻といわれた一式陸攻の設計者、本庄季郎氏は、重心位置の後退している模型飛行機の特徴を述べ、航研機で世界記録を作った木村秀政氏はCPとACの違いを明確に述べている。
今の模型飛行機は誰もそんなこと考えていないかのようだ。


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