2011年4月24日日曜日

天地真理




天地真理は、小柳ルミ子、南沙織と一緒に3人娘で呼ばれていたが、この人は他の二人が、宝塚や復帰直後の沖縄県出身といった出所がやや個性派だったのに比べると、普通の人であるとともにダントツに可愛いということで世代を超えた万人向けアイドルだったように記憶している。
平成の世の中になって考えると、その後、三者三様の人生を歩む彼女たちは一時期を三人娘として、くくられ騒がれていただけだったように思える。
あるとき長いブランクを経て、再び天地真理をブラウン管で目にしたときの姿は、日本人の好む”ふくよかさ”の度をはるかに越えていて、思い出の中にある真理ちゃんとのギャップに言葉を失ってしまった。
一方、小柳ルミ子は、私の城下町で見せた清楚なイメージとは異なり、その後、若い男子をとっかえひっかえの奔放なイメージで芸能会に居続け、もう一人の三人娘、南沙織は芸能界引退後は写真家、篠山 紀信の奥様になり平和な日々を送っていたようで、いつぞやの紅白に長いブランクを経て登場したにも関わらず彼女の昔とほとんど変わらない容姿、歌声には逆に感動を覚えた。
国民的なアイドルだった真理ちゃんは、可愛いアイドルが必ずしも可愛い奥さんになって、可愛い国民的おばあちゃんになるわけではないことをも物語っていた。
 
 

0 件のコメント: