2011年6月29日水曜日

中山律子

 



昭和の時代、家族のスポーツだった、ボーリング。
流行っていた当時は、日曜日など2時間待ちなど当たり前という状況だった。
空いている時間帯を狙って早朝ボーリングなども流行ったこともある。
そして日曜にはボーリング番組のテレビ放映もあり、美しきチャレンジャーなる新藤恵美の主演するスポ根ものの、ドラマまであった。
そして、あの当時、女子ボウラーとして活躍していたのが中山律子だった。
彼女は須田開代子や並木恵美子らといったルックスそこそこの実力派とともに、実力と美形を兼ね備えた稀有の存在として、もてはやされ、他のボウラーがレーンでしか脚光を浴びないのに対しシャンプーのCMなどにも起用されていた。
当時は、先輩の須田などにはいじめられてだであろう美形の律子さんは、女の世界でお姉さまにいじめられるかわいそうなシンデレラという位置づけだったと思うが、最初にパーフェクトゲームを達成するなど、美人であるだけではなく、ボウリング界を牽引するスタープレーヤーだった。
今ではボーリングというとかなりマイナーなスポーツで、マイボールやマイシューズで現れて、隣のレーンでストライクにハイタッチなどする賑やかな若者には、わき目も振らず淡々とフォームのチェックなどをしながら、黙々と投げているボウラーは、ネクラという印象以外持たないかも知れないが、一時期、ボウリングは国民的スポーツとしてメジャーな位置づけだったのである。
 
 
 

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