2011年6月8日水曜日

デコチャリ

 
物が不足している時代にあこがれるのは、豪華な飾りつけであったのだろう。
昭和の一時期、少年の乗る自転車には二灯のヘッドランプのほかにウィンカーから光の流れるフラッシャーのテールランプまでが取り付けられ、トラック野郎のデコトラのようになっていたことがある。
電動アシストでもない人力オンリーの自転車にこうした発電負荷の大きくなるものを取り付けたら、ダイナモの負荷が増し、走行性能事態に大きな支障を及ぼしそうなものだが、当時はこれがカッコイイと思われたのだろう。周囲の少年たちがたいした意味もなくフラッシャを点灯させては悦に入っていたものであった。
  

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