2011年6月8日水曜日

深夜型販売機

 
コンドームの自動販売機での購入経験はないのだが、こういった夜間の自動販売機でエロ本を買った記憶はあります。
そのころセミヌードがやっと、女性の陰部などはおろか陰毛の露出ですら国家警察が厳重に取り締まっていた時代であります。それはそれは消費者側におけるモチベーションも高かったのです。
こうした販売機は、18禁の成人図書であっても未成年にも買えたので、PTAに言わせれば悪書の拡散や青少年の非行につながる、街にあってはならない自動販売機だったのでございます。
昼間こうした雑誌が見えていては、やはり業者側も社会通念上まずいと思ったのでしょうか、前面に銀色のフィルムを貼って、マジックミラーのように夜間、照明が点灯するときのみ中身が見えるような自己規制をしながら生存を図っているものもありました。
こうなると昼間に銀色の販売機の場所をチェックしておいて、夜間買いに行くという寸法です。
しかし、こうした努力をして購入しても、中身はたかが知れたものでありました。
とてもモデルはティーンには見えず、セーラー服を着ていたのは何十年前なの?というオバチャン顔のシラケてしまうグラビアページだったりもしたものです。
それでも、次はもっと可愛い子かも・・・と、塀の外から背伸びして垣間見る禁断の果実、未成年にとってはわくわく体験記なのでありました。
また、こういったものが公園などに捨てられていると秘密基地に拾ってきたりして盛り上がるのが、当時の男の子の密かな遊びでもあったのでございます。
たいていはヨレヨレ。それが雨に濡れてヨレヨレなのか、それとも**でページがくっついているのかもよく分りませんでしたが・・・
 
 

 

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